従来の家相では張りと欠けの定義を、面積の比率などによって区別しているものもありますが、本書では極端な例を除いて張りと欠けは表裏一体のものとして扱っています。つまり張りの部分があれば、当然欠けの部分があるからです。一階部分をみればいいというのは、一階の平面だけで七○パーセント強の運勢を支配するためです。これは一戸建ての二階家の場合ですが、鉄筋コンクリート造りなどで地下がある場合は、地下が四○パーセント、一階部分が四○パーセントと、地上水平線までの計八○パーセントの運勢を支配するとみます。ただし、マンションなどは何階にあってもすべて一階として判断します。住まいはその空間を占有している人の運勢と不可分だからです。この場合は間取りをとくに重点的にみて判断します。さて、いよいよ地相や家相をみていきましょう。家相をみる場合は、前に述べたような〃方位に含まれる意味″をよく理解しておくことが重要なポイントとなります。ところで、都会ではよほどの資産家でないかぎり、広大な土地に住むことはできません。そこでどうしても一戸建ての場合は、狭い土地に建ぺい率ぎりぎりの家を建てることになってしまいます。そうすると、おのずと土地の形がほとんどそのまま家の形となり、東西南北にぴたりと相対して建てることは難しくなってきます。そこで次に、東西および南北に長い土地や家が示す意味についてみてみましょう。略ページに示した「八方位運勢区分」を参照しながらみていきましょう。